キャリアアップのための転職活動では複数企業に応募すべき!

転職活動を行う際に、
「一社ずつ結果が出るまで受けてから次の企業を受けたほうがいいのではないか。」
「まとめて多数の企業に一応募するのは失礼ではないか?」
と悩んでしまう方が多く見受けられます。
転職活動を行うにあたり、一般的にはどうなのでしょうか。
本記事ではその点について解説します。

内定獲得までに応募した企業数について

内定獲得までにどれだけの企業に応募したのか、というリクルートが行った転職成功者へのアンケートによると、
転職成功者のほとんどが複数の企業に応募していたという実態が明らかになりました。

内定を獲得した一社にだけ応募したという人は4%に留まります。
残りの96%の方は、複数企業にエントリーしていたのですね。
エントリー企業数は、「5社以下」の方から「21社以上受けた」という方まで様々ですが、新天地となる1社に決めるまでアクティブに活動し続けた方が多い、ということがわかりますね。

複数企業に応募するメリットと注意すべきポイント

続いて、複数の企業に応募することのメリットと、気にするべきポイントについてについて説明します。

複数の企業に応募するメリットは「比較や検討ができる」「新たな可能性に気付ける」こと!

「明確なキャリアプランのない人ほど、より多くの企業に応募しがち」という印象を持っている方がいます。本当にそうなのでしょうか?
先程あげたリクルートエージェントのアンケートによると、キャリアプランの明確な人や市場から高く評価されている人も複数の企業にエントリーしていることがわかります。

そのような人はなぜ複数企業に応募しているのでしょうか。
その理由は「比較や検討を行うため」です。
狭い視野で1社に絞ってしまうのではなく、複数の企業にエントリーし、情報収集したり実際に面接に行くことで、普通ではわからないような情報に触れたり、現場の空気感や人の性格・社員の様子を知ることができます。
そのような深い分析を複数社に対して行うことで、本当に自分にマッチした企業を見つけようと思って転職活動を勧めているのです。

その他にも、今の職場や業界とは異なる世界に自分の可能性を見出そうという狙いで転職活動を進める方もいます。こういう方は業界も異なった多数の企業にまで視野を広げてエントリーを行っています。

特に異業種への転職活動では面接や情報収集を通じて、これまで気づけなかった自分の一面や特性に気づくことができたり、考えや思想を整理することができることも多くあります。

複数企業を受けると1社あたりの分析が深くできない?

複数の企業を同時に受けることで、本命になるかもしれない1社に対してかけることのできる分析時間が減ってしまうのではないかと懸念される方もいるでしょう。事実、時間といった点ではそうなってしまいがちです。

しかし、考えを変えて「限られた時間の中で集中して調査・分析する」というスタンスで転職活動に取り組むことにより、効率的に転職活動を進めることができるというのもまた事実です。

以上のことから、本ブログでは複数の企業に同時に応募して転職活動を進めることをオススメしています。

転職ノウハウ新聞という転職に関するメディアでも、「正社員転職のやり方・進め方・スケジュールについて 6つのステップで解説!」という記事で複数企業に応募しながら転職活動を進めていくことの重要性を述べています。

応募・エントリーを行う際に転職希望先を1社に絞ってしまう方もいますが、そうなると残念なが内定を獲得できないとなった場合に大きなタイムロスとなってしまいますので、複数企業への応募・エントリーを行うことをおすすめします。
また、書類提出や面接を進めていくことで、残念ながら落ちてしまった企業が増えた場合には補填として別の企業への応募・エントリーを行いながら常にストックが切れないように気を配りましょう。

引用:正社員転職のやり方・進め方・スケジュールについて 6つのステップで解説!

注意すべきはスケジュールの調整

転職において、選考活動のスケジュールや進め方、面接の回数などは大きく異なるものです。

さらには企業によって内定承諾の返事を待ってくれる期間が短いなんてことも…

言い方は悪くなってしまいますが、滑り止めとして受けている企業の内定が早くに出てしまい、本命の企業の選考が総愛知よりも長引いてしまっているなかで内定承諾を求められている、といったことにならないように、エントリーのタイミングや面接の日程調整には気を使うことが大切なポイントとなります。

転職活動全体のスケジュールを俯瞰して確認ができるような方法を検討し、すべての企業とのやり取りが滞りなく進むようにしっかりとマネジメントするよう心がけましょう。